美瑛・哲学の木 美しい景観に反して観光客のマナーの悪さが深刻

美瑛・哲学の木 美しい景観に反して観光客のマナーの悪さが深刻
少し斜めに傾いた姿が、考え事をしている哲学者をイメージさせることから「哲学の木」と呼ばれるようになった1本のポプラの木。
丘の斜面に立つ哲学の木は、しかもその傾斜に対して逆方向に傾いて立っているから不思議です。
美瑛・哲学の木 美しい景観に反して観光客のマナーの悪さが深刻
その不思議な光景を一目見ようと、いつしか多くの観光客を集めるスポットになっているのですが、観光客のマナーの悪さが深刻な問題となっています。哲学の木が立つ畑は、農家の私有地。それであるにも関わらず、立ち入り禁止の看板無視して畑に侵入、農地が荒れ、作物が育たないといった被害。堪忍袋の緒を切らした土地のオーナーが、木のそばまで行っても美しく見えないように哲学の木に赤のスプレーで大きく×印を付けてしまうという事態に。さらには「哲学の木」を切り倒してしまおうという話までも聞こえてきています。

この地を訪れた時、あまりにも美しい光景に「農地に足を踏み入れよう」という発想すら思い浮かばなかったのですが、その発想を行動に移す人の神経が信じられません。
またいつか訪れる時に、変わらぬ姿であり続けてくれるよう、お願いですからルールを守って、農地には立ち入らない、農作業中は撮影をしないでください。

写真撮影日:2009年09月25日

ドライブ 北海道 美瑛